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世界遺産 京都 醍醐寺

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醍醐寺からのお知らせ

醍醐寺第35世座主憲深僧正750年御遠忌法要

准胝観世音菩薩

第35世座主憲深僧正像


◆醍醐寺第35世座主憲深僧正750年御遠忌法要
  日時:平成24年9月6日木曜日 午後2時
  場所:総本山醍醐寺 金堂


『三宝院 憲深』の法流

 

大日如来から空海(くうかい)―真雅(しんが)―源仁(げんにん)と伝えきた法流は、一味でありました。源仁の付法の弟子、益信(やくしん)、聖宝の両師に法は伝わり、聖宝尊師は小野方の元祖、益信大徳は広沢方の元祖となられました。
その後、二つの法流はそれぞれの付法の弟子によって相承される中、小野に六流、広沢に六流と発展し、概略、野沢十二流といわれ、傍流に中院流の分派があります。
中でも小野の六流の内、義範(ぎはん)―勝覚(しょうかく)と次第した流れは、勝覚の時、三宝院の名を立て、勝覚の付法弟子の一人、理性房(りしょうぼう)賢覚(けんかく)が理性院流の、三密房(さんみつぼう)聖賢(せいけん)が金剛王院の元祖となり、定海(じょうかい)が三宝院流の元祖となられ、これらの三流を醍醐の三流と呼ぶようになりました。
醍醐の三・理・金の三流の中、今は三宝院を正嫡として、勝覚―定海―元海(げんかい)―実運(じつうん)―勝賢(しょうけん)―成賢(せいげん)の法流の相承で、成賢は四人の付法の弟子がおり、それぞれが一流の元祖となられたが、今当流では、成賢―憲深の次第相承を本流とし、「三宝院憲深方」と称している。醍醐寺は、この次第相承を以って本流としている。 時は移り、法流の正嫡である報恩院(ほうおんいん)寛順(かんじゅん)の室に入った洞泉房(とうせんぼう)性善(しょうぜん)に次第相承は行われ、性善は付法妙瑞(みょうずい)に伝承したこの時、憲深の奥旨を継承したと云われ、性善の字「洞泉」を以って「洞泉相承」と称し、現在、醍醐寺三宝院はこの次第相承「三宝院憲深方洞泉相承」を以って伝授を行っている。



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