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醍醐寺からのお知らせ
桜花繚乱、咲き誇る花に人の心も癒される「花見」。
慶長3年(1598)3月15日、戦国の世を戦い抜き、天下統一を成し遂げた太閤豊臣秀吉公は醍醐寺で盛大な花見の宴を行いました。
秀吉公は、戦国の世に多くの人々、特に女性の力によって支えられていたことに深く感謝し、その心を醍醐寺での花見という形で返されました。
贅を尽くし、その権力を鼓舞する為に行われたという説もありますが、記録から受け取れるのは、女性への心遣い、そして花見の舞台となった醍醐寺への心遣いばかりです。
醍醐寺では、毎年4月第2日曜日、今年は14日に「豊太閤観桜行列(太閤花見行列)」として当時の様子を再現した行事を催します。
秀吉や秀頼、正室・北政所、側室・淀、松の丸(京極竜子)、三の丸(織田信長の六女)、加賀(前田利家の娘)らに扮した一行が境内を練り歩く姿は桃山時代を彷彿とさせます 。
感謝の心に導かれた秀吉公の生き様をこの行事で知っていただければ幸いです。