重要文化財
22帖
指定番号:02337 /重文指定年月日:1977.06.11
(昭和52.06.11)
解説文:醍醐寺新要録は醍醐寺第八十代座主義演が醍醐雑事記に倣い、平安初期から慶長十三年頃までの醍醐寺関係史料を類聚編纂したものである。本書の編纂の過程は義演准后日記に明らかで、一応の完成は元和六年十月で、第一帖巻頭の序はこの時のものであるが、義演はその後も補訂の筆を止めず、入滅直前まで加筆に務めていた。本書は義演晩年の推敲の跡をとどめた自筆稿本であるが、新要録の写本としても唯一の孤本であって、わが国文化史上に価値が高い。
作者:義演
醍醐寺新要録 義演筆