修復プロジェクト対象文化財:詳細
- 【種別】彫刻
D001. 木造五大明王像のうち木造不動明王踏下げ像 - 【種別】絵画
D002. 大輪明王曼荼羅図 - 【種別】古文書・書籍・典籍
D003. 醍醐寺文書聖教(長期修復)
不動明王は、江戸時代に日本の民衆の間で、非常に高まった「お不動さん」信仰の中心の仏です。醍醐寺には、何体もの不動明王像がありますが、本像は護摩道場を前にする下伽藍不動堂に奉安されています。像高は約52cmと大きくありませんが、他の四体の明王像とともに「五大力尊」を構成し、醍醐寺最大の宗教行事「五大力尊仁王会」の法要でずっと僧侶・民衆の祈りを受け止めています。
(修復箇所について)
剥落、亀裂などを自然な形で修復し、今後も末長く五大力信仰の中心仏として、皆様とともに守っていきたい仏様です。
制作年代 | 江戸時代初期 (承応04年/1655年) |
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指定の種別 | なし |
指定名称 | なし |
員数 | 1躯 |
安置場所 | 不動堂(01) |
像高等 | 52・1 |
品質構造等 | (本体)ヒノキ材、寄木造、玉眼、彩色。 |
保存状態 | (本体)左脚膝以下の矧ぎ木、本体及び脚部の像底の蓋板、瓔珞、臂釧、腕釧、足釧、持物、各後補。体部と脚部の矧ぎ目離れる。表面黒変、一部剥落。 |