醍醐寺開創1150年

次世代へ法流を継承する祈りの空間に。

醍醐寺は2024年に開創1150年を迎え、これを機に大植樹を計画しました。仁王門をくぐった両側は先年の台風により鬱蒼と茂っていた三千本の杉檜が倒れ、広大な荒地となっています。もともと、仁王門の北側の一帯は旧三宝院の跡地で灌頂院が建てられていました。また反対側の南側は無量光院の庭園の跡地で、具に観察すると平安時代に造られた池の形もくっきりと浮かび庭の全容が偲ばれます。

さて、醍醐寺と言えば豊臣秀吉が花見をしたことでも有名ですが、もともと桜の名所でありました。桜の種類はシダレザクラやソメイヨシノというように分類されますが、醍醐寺では太閤秀吉が植樹した桜の子孫を「太閤桜」と呼び、これをクローン栽培して大切に引き継いできています。今般の大植樹でも太閤桜を主に植樹して参ります。旧三宝院跡には、散策路と灌頂院跡以外はサトザクラ林とし、淵のみ常緑樹で囲みます。無量光院跡はシダレザクラを要所に配し、その間にイロハモミジを植え、秋にも楽しめる庭園といたします。

この令和の大植樹にぜひ皆様ご参画いただきたく存じます。詳細を別記いたしますので、よろしくお願いいたします。

總本山醍醐寺 第百四世座主
壁瀬 宥雅

[ 醍醐寺開創1150年 記念事業 ]
令和の大植樹
進捗報告

    醍醐寺開創1150年 令和の大植樹 ご寄進のお願い

    醍醐寺は、京都府京都市伏見区にある、世界文化遺産の寺院です。
    豊臣秀吉がその最晩年に催した「醍醐の花見」が有名で、
    現在も例年22万人の観光客が訪れる京都における花見の名所として知られています。

    1150年の歴史を持つ醍醐寺は、京都府下最古の木造建築物である
    国宝の五重塔をはじめ15万点に及ぶ文化財を保有しています。

    世界共通の資産である世界遺産 京都・醍醐寺の文化資産を次世代に確実に継承し続けるために
    醍醐山の整備と史跡調査に寄与すべく、令和の大植樹事業を行います。

    醍醐寺の維持・保全や地域社会への貢献、観光資源の向上など、さまざまな面で皆様のご協力が必要です。
    皆さまの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

    大規模植樹や歴史継承には
    多額の費用が必要です!

    台風被害にあった地に
    桜の植樹を行う

    台風被害の様子

    醍醐寺は、2018年9月4日に上陸した台風21号によって甚大な被害を受けました。
    強風により、上醍醐と下醍醐でスギやマツなどおよそ3,000本に及ぶ倒木や醍醐寺を取り巻く白壁塀の損壊、南門や下醍醐清瀧宮などの建物も損傷を受けるなど、被害総額は、およそ4億6000万円にのぼりました。

    現在も引き続き復旧作業を進めていますが、台風前の姿に戻すにはまだまだ時間も資金も必要な状況にあります。

    太閤秀吉が愛でた
    醍醐の桜を再び

    醍醐山に美しい桜を取り戻します

    慶長3年(1598)の春、太閤秀吉は花見に際して近畿一円から700本もの桜を取り寄せて全山を桜で埋め尽くし、三宝院の建物と庭園を造り、盛大な花見の宴を開きました。この<醍醐の花見>には息子・秀頼や正室・北政所、側室の淀、三の丸など女房衆1,300人余りが参加したといわれています。

    晩年、体力の衰えを感じ始めた太閤秀吉は、醍醐寺に伝わる祈りの心に触れ、自分を支えてくれた人々への「感謝の心」を込めてこの花見を行いました。

    上醍醐へ向けて樹木整備を進めることで太閤秀吉に愛でられた醍醐山の姿を取り戻して参ります。

    画像出典: 重要文化財『醍醐花見短冊』
    安土桃山時代 醍醐寺蔵

    令和の大植樹計画

    醍醐寺には日本文化の歴史と伝統を象徴する「本物」が多く存在します。
    歴史を振り返ると、数々の自然災害や火災、戦乱などの被害を受けながらも、「その時代を生きてきた先人たち」の知恵と工夫によって守られてきたものばかりです。

    そうして1150年の間先人により受け継がれてきた「法流」、「文化財」、「祈り」を、今を生きる私たちがしっかりと受け止め、次世代へ繋いでいくことが大切であると考えています。
    台風被害の後、100年先1000年先を見据えて策定された「醍醐寺保存活用計画」に基づき、金堂西側の旧三宝院・灌頂堂跡地を「法流の杜」として整備し、「法流継承の証」として参ります。
    同時に文化財、祈りの世界の伝承として、先人たちの想いを受け継ぎ、倒木被害跡地に桜などの植樹を継続していき、「花の醍醐」としての姿を取り戻していきたいと考えています。

    醍醐山全体を寺域にもつ広大な伽藍と、数多くの国宝・重要文化財を含む15万点に及ぶ寺宝を有する醍醐寺を守るためには多くの困難があり、皆様のご協力が必要になってきます。

    多くの皆様の温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

    大規模植樹や歴史継承には
    多額の費用が必要です!

    令和の大植樹 ご寄進

    ご待遇

    醍醐寺境内から上醍醐の槍山に至るまで、桜を植樹し太閤秀吉に愛でられた美しい醍醐山の復旧 / 整備に活用させていただきます。
    5口以上(10,000円以上)ご支援いただきました方へのお礼として、ご芳名を刻んだプレートを設置し、末永く顕彰させていただきます。

    お申込単位

    1口2,000円で、1口からご寄進いただけます。
    5口以上から芳名板へお名前を刻ませていただきます。

    お申込方法 (下記のいずれかでお願いします)

    (1)申込フォームへ入力して送信してください。

    (2)申込書をダウンロードし、印刷したものにご記入の上、スキャンしたデータを下記電子メールアドレス宛てに(添付資料として)ご送信ください。

    (3)申込書をダウンロードし、ご記入の上、FAXでお送りいただくか、総本山醍醐寺 寺務所までご持参ください。

    お支払方法(下記のいずれかにて、お申込後にお支払をお願いします。)

    (1)三菱UFJ銀行へ振込 (申込後、自動返信メール(若しくは本山からの各種ご返信)をご確認の後、振込をお願いします。)

    (2)ゆうちょ銀行へ払込 (申込後、専用の払込用紙を郵送いたします。必ずそれをご利用ください。)

    (3)総本山醍醐寺 寺務所へご持参

    振込先

    • 三菱UFJ銀行
      京都支店
      【普通】
      3993144
      宗教法人醍醐寺
    • 三菱UFJ銀行  京都支店
      【普通】 3993144
      宗教法人醍醐寺
    • ゆうちょ銀行
      【振替】
      01040-3-43301
      総本山醍醐寺
    • ゆうちょ銀行  
      【振替】 01040-3-43301
      総本山醍醐寺

    お問い合わせ先

    総本山醍醐寺

    MAIL : sakura@daigoji.or.jp

    TEL:075-571-0002

    FAX:075-571-0101

    お問い合わせはこちらまでお電話ください。
    受付時間:午前9時より午後4時まで

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