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醍醐寺からのお知らせ
今般、上醍醐准胝堂火災に際し、早速お見舞いを賜り衷心より御礼申し上げます。
自然災害のなせることとはもうせ、かけがえのない大きな信仰の中心を焼失したことは、筆舌に尽くすことのできない、悲しみであり、責任を強く感じております。
観音堂より南側下五十メートルには国宝清瀧拝殿、南東六十メートル上には国宝薬師堂、東側三百メートル以内には重要文化財開山堂、同如意輪堂、五大堂、そして御堂は周囲を樹木に囲まれております。山林への延焼と堂宇への類焼を見ず、ただただ、諸佛・諸菩薩・諸天の大きなお力と黙念いたしております。
ご芳名、ご住所のわかります方には御礼状をご送付申し上げましたが、匿名の方、ご住所のわからない方からも多数お心をおよせいただきました。心より御礼申し上げます。
本来ならば拝眉の上、御礼申し上げるところ、略儀ながら、お寄せいただいたお見舞いに、山内一同力をいただき、奮起努力いたしておりますこと申し添え、まずは御礼といたします。
總本山 醍醐寺
執行長 仲田順和