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醍醐寺からのお知らせ
東日本大震災追悼法要を下記のように執り行います
日 時 : 平成26年3月11日(火) 14:00
場 所 : 総本山醍醐寺 金堂
人々の心を震わせた東日本大震災から3年、醍醐寺では、被災された方々、また、ご縁の方々が被災された方々に何ができるかを考え、さまざまな活動を行って参りました。その一つ「京の杜プロジェクト~桜がつなぐ架け橋~」を醍醐寺の桜のお世話をいただいている住友林業株式会社と共に立ち上げ、KBS京都のご協力のもと行っております。
このプロジェクトは、醍醐寺の落ち葉から堆肥を作り、その堆肥で桜を育てていくという自然の循環を、次世代を担う醍醐小学校の児童たちに感じとっていただき、育った桜を東日本大震災で被災した岩手県宮古市崎山小学校へ贈り、桜を通して京都と宮古の子供たちはじめ、地域の交流を願うものです。
スタートから約一年半、醍醐小学校で育てられた桜が今週末、宮古市崎山小学校に届けられ、崎山小学校の児童によって大地へと根をおろします。この桜は、醍醐寺の「太閤しだれ桜」のクローンで、一緒に育てられた桜のもう一本は醍醐小学校で守り育てられます。
このプロジェクトの根幹にある循環する自然は、“いのち”の循環の場でもあります。決して途切れることのない“いのち”の循環は、自然との調和、地域との縁、人との縁によって支えられています。このプロジェクトを通して子供たちと共に、自然と調和し生きること、そして“いのち”を支えている縁の大切さを感じとり、触れ合っていただければと思っています。
醍醐寺執行長
壁瀬宥雅