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世界遺産 京都 醍醐寺

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開山聖宝理源大師  一千百年御遠忌  趣旨

貞観十六年(874)聖宝理源大師が自刻の准胝・如意輪両観世音菩薩を奉り、開創された醍醐寺は、わか国宗教界における中心寺院の一つとして、篤い信仰のもと数多くの伝承、文化財を保有し、今日、宗教的にも、学術的にも、社会的にも大きな役割を果たしています。

そこには、現在の醍醐寺の佇まいからはとても想像し得ない豊かな時の流れが秘められています。

開創以来、醍醐天皇御叡信の准胝観音、薬師如来、五大明王の三つの祈りを中心とし、「実修実証」(入りて学び・出でて行う)を教えの根本とし、醍醐寺は時空を越え、念々と祈りは継承され多くの信心を集めてきました。

時の流れの中、天皇・皇族・公家・武将の外護のもと栄枯盛衰あれど寺は良く護られ、近年の廃仏毀釈、農地開放と寺の基盤をくつがえすような政変にも耐え、千百三十五年の道程を着実に歩み続けています。

平成六年(1994)十二月には「世界文化遺産」としてユネスコに登録され、「木の文化」「紙の文化」の世界的伝承の聖地となりました。

そして、平成二十一年には開山聖宝理源大師一千百年御遠忌を迎えます。

この法縁に、真言宗醍醐派・總本山醍醐寺は「祖山帰一」のもと総力を結集して、「開山理源大師一千百年御遠忌大法要」を執行いたします。

是非このご勝縁に、開山聖宝理源大師御遺徳荘厳のため御信心皆々様の御参拝くださいますようご案内申し上げます。

總本山 醍醐寺

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