報告:『京の杜プロジェクト』~クローン桜の苗木を寄贈(3月15日)
去る3月15日(金)、住友林業(株)と(株)KBS京都、そして総本山醍醐寺が協力して行っている「京の杜プロジェクト」の一環として醍醐寺に隣接する醍醐小学校へ「しだれ桜」のクローン苗木が寄贈されました。
当日は、桜にまつわるミニ講座の後、銘木「太閤しだれ桜」から育成されたクローン桜の苗木を大きいポットに入れ、秋に集めた落ち葉を入れた堆肥ボックスから堆肥をかぶせて一年間の育成の準備を行いました。
「立派に育ってもらいたい」、「この桜が被災地の子供たちの希望になってもらいたい」との思いを語られた小学校の児童は、それぞれ想いを込めて土を入れていました。
『京の杜プロジェクト』
『京の杜プロジェクト』とは、京都の寺社で大量発生する落ち葉で作った堆肥で新たな緑を育てる循環型社会を目指し、2012年11月にスタートいたしました。(第1回は11月5日~11月7日に実施、第2回は12月3日~5日に実施されました。)
総本山 醍醐寺では、完成した堆肥で“醍醐の桜”(クローン桜)を育成しています。落ち葉の堆肥化から桜の育成まで、主役となるのは、未来を担う地元・京都市立醍醐小学校の子どもたち。そして成長した桜は、醍醐寺と交流のある、東日本大震災の被災地・岩手県宮古市の小学校に届ける予定です。
京都から東北へ・・・まさに、サクラが架け橋となる環境プロジェクトです。
クローン桜の苗木を植える子供たち