重要文化財
2幅 指定番号:01651 /重文指定年月日:1970.05.25 (昭和45.05.25) 解説文:両界曼荼羅図の伝世品は多く、醍醐寺にも平安末期の一本をはじめ数点が伝わっている。本図は真言系の最も典型的な作例の一つで、鎌倉後期の作ながら保存完好で、彩技には金銀泥の暈【くま】取りを施すなど、独特の趣向をこらしていて見るべきものがある。彩技が他の諸本に比して異なるところから、醍醐寺を中心に描かれた一作と考えられる。
両界曼荼羅図 金剛界
両界曼荼羅図 胎蔵界