総本山醍醐寺は、東日本大震災後の平成24年(2012)から、住友林業株式会社、株式会社京都放送(KBS京都)と共同で、「京の杜プロジェクト~桜がつなぐ架け橋~」に取り組んでいます。
1年目の秋に地元京都の小学校児童らが醍醐寺で落ち葉を集め、その落ち葉を境内で堆肥化。翌年春、その堆肥に「太閤しだれ桜」のクローンである「太閤千代しだれ」の苗木を植えて同校に寄贈。児童らが一年間大切に育てた桜を、翌々年の春に東日本大震災の被災地に植樹します。
落ち葉を活用した堆肥で新たな緑を育てる循環型社会を目指すとともに、小学生たちが落ち葉拾いや桜の育成を担い、被災地との交流を深めることで、命の循環と心の教育を目指したプロジェクトです。